ちゃんぽんトーク:靴のみさ「百年館」経営・児島正興さん /長崎
◇ウオーキング普及に尽力--児島正興さん(67)=大村市本町
以前は「ごく普通」の、商店街の一角の靴屋さんだった。それが今、「社会貢献したい」という思いでウオーキングの普及に尽力している。合言葉は「ウオーキングで10歳若くなりませんか?」。
http://mainichi.jp/area/nagasaki/news/20080411ddlk42070468000c.html
JR大村駅そばの商店街の一角で長年、市民に親しまれる靴屋を目指してきた。だが、靴の販売方法には疑問を感じていた。靴は一日、何万回と地面を踏みしめる大切なもの。メーカー側の企画書を読み込み、客に売るだけでは、靴の本来の大切さを十分に説明できないと思ったからだ。
それが一念発起につながった。「ウオーキングで大村の人たちを健康にしたい」と、00年に、県内でも7人しかいないという、日本ウオーキング協会(東京)の公認指導員になった。そして、協会の活動内容を講演などで広め、ウオーキングの効果や楽しさを市民に知ってもらう活動を始めた。
ウオーキングを通じて健康生活を創出しようと、06年9月には経営する靴屋の奥に、ウオーキング専門コーナー「百年館」を新設した。ウオーキングシューズや山登りのために速乾性の高い下着、登山用のリュックも並んでいる。
講演活動や百年館では、正しいウオーキングの方法を広めようと力説する。「美しい歩き方も重要だが、足首を固定させることが大切」「トントンと2、3回かかとを地面に突いて足首を固定させてから、前かがみになった状態でひもを結ぶのがいい」
歩き方は耳、肩、腰、くるぶしが一直線になるように姿勢を保ち、ひざを伸び切るまで伸ばし、伸びた足をそのまま着地させるのがいい歩き方。ウオーキングで重要なのは平地ではなく、坂道を歩くのがポイントという。長続きさせるには、筋力を鍛えるのが必要だからだ。
自身も毎朝6時に起床し、5キロを歩くのが日課だ。「おはようございます」と行き交う人たちとのあいさつが楽しい。沿道に咲く草花の魅力も再確認できる。
児島さんは「お年寄りに高齢化社会をさっそうと生きてほしい。多くの人にウオーキングの楽しさを知ってほしいよね」と夢を広げた。【柳瀬成一郎】
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◇プロフィル
大村市出身。父が営んでいた靴屋を1964年に引き継ぎ、妻里子さん(70)と経営。夫婦で毎朝、ウオーキングを続け、「私の方がペースが速いから、自然と妻との距離が離れてしまうんですよ」と笑う。
毎日新聞 2008年4月11日 地方版
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